便秘と漢方

便秘が日常生活に与える様々な影響と対処法

本来、食事をして排便するのは自然なことです。

それが現代では食事の欧米化、ストレス、冷暖房の使いすぎなどが原因で便秘に悩まされる方がかなり多くなってきています。

毎日出ているからといって自分は便秘じゃないと思われる方もいます。

毎日排便があっても、少しずつ、コロコロしか出ない、残便感があると言われる方の場合、排便直後なのに、大腸内にしっかりと残っていることがあります。

これも便秘なのです。

毎日排便があってもスッキリできないときは便秘の可能性があります。

下剤(便秘薬など)で出してスッキリ。

浣腸で好きなときに出してなどを繰り返していると・・大変!癖がついてしまって下剤が段々効かなくなり、この頃になると大腸は伸びきって、薬に反応しなくなることが多いです。

便秘は身体の他の部分にも影響を及ぼします。

吹き出物が増えたり、肌が荒れたりして化粧品などに走った方も多いのではないですか?便通を整えることには肌を復活させる近道になります。

実際のところ、便秘の解消には生活習慣の改善は大事なものの、それだけではなく漢方の助けをかりて本来の身体に近づけていきましょう。

環境の変化や大きなストレスによる一時的なものは市販の薬でしのげば何とかなるかもしれません。

慢性になっている便秘では、飲む薬を調べるためにも便秘のタイプを知る必要があります。

漢方で考えるタイプ別の便秘の改善

漢方の見方では気血水の便秘は水の不足、ストレスや緊張による気の異常、血の異常であるお血、血が足りないなどによってさまざまな形で起こると考えられています。

西洋医学的な症状があるときだけ一時的に使うこととは違い、体質改善を行いつつ、自然とお通じの状態を整えるという使い方をしていきます。

飲むと比較的すぐに作用が現れる漢方薬もあります。

ただ体質によっては使えない人などは下剤作用のない漢方薬を使って、便秘を解消していくこともあります。

このような漢方薬は腸の動きを調整する働きがあることから、便秘と下痢を繰り返すような症状の人にも向いている漢方薬です。

しばらく飲み続けることで、腸の動きを回復させて、安定したお通じをつけることが可能です。

よく使う漢方薬

大黄甘草湯・・・慢性便秘

麻子仁丸・・・コロコロした便

桃核承気湯・・・イライラ

他にも多数あり、症状、体質により選ぶ漢方薬が違います。

漢方の便秘薬の選び方(症状別)はこちら

漢方薬師堂はカウンセリングを行ってから体質に合った漢方薬をご提案します。

漢方薬を煎じるのが面倒という方は煎じ代行をご利用ください。

症状お悩みトップ

女性症状お悩みトップ
漢方薬師堂ネット
トップページ