頭痛とは?
「頭痛」は日本人の4人に1人が悩んでいると言われていますが、恐らくはもっとたくさんの人が悩んでおられる病気かと思います。
私たちは「頭痛」が起こると、てっとり早く「痛み止め薬」に頼ってしまいます。
緊急の時や大事な仕事などを控えているときは仕方ないのかもしれませんがずーっとそれでいいのでしょうか?症状は頭痛だけでしょうか?痛みは身体の注意信号であり痛みで身体のどこかの異常を知らせているのです。
火事が起きているのに、火災警報器の電源を抜くようなものです。
火事発生をせっかく知らせているのに警報器の電源切ると、その時は静かになるかもしれませんが、火を消した訳ではありません。
火は燃え続けています。
また再び電源を入れると警報器が鳴り出します。
これと同じ事だと思われませんか?痛みがあるから痛み止めを服用する。
痛みの元が改善されたわけではないので、その痛み止めの効力がなくなると
また痛み止め、もし、痛みを感じなかった場合、いつの間にか怪我をし、出血があり、出血多量で死んでいたという事にもなるかも知れません。
痛み止めを生涯、飲み続けますか?ずーっと原因を探らずでいいのでしょうか?できるものなら漢方薬で原因から改善してみませんか?対症療法として新薬の鎮痛剤を用いてもなんら根本的な解決になりません。
漢方薬で体内のバランスを良くすることが頭痛の治療だけでなく、他の疾患の予防にもつながります。
漢方で考える
頭痛は「気」または「血」の異常であることが多いです。
巡りが悪いと行き場のない「気、血」が頭痛を引き起こします。
女性の場合、生理前後に痛む方は特に「気、血」の乱れがほとんどです。
ですが、頭痛は2次的なもの、または突如起こるものから、原因は様々なためお話をよく聞く必要があります。
頭痛あるある
頭が痛いは何が痛む?びっくりするのは脳には痛みを感じるものがない、すべての痛みは、脳で感じる。
例えば指を切っても、指で痛みを感じるのではなく、指を切ることで細胞が傷つき、そこからブラジキニンやヒスタミンなどの痛みを感じるホルモンが放出される。
それらのホルモンが知覚神経の受容体に結合すると痛みを感じさせるための神経シグナルが発生する。
そしてその神経シグナルは脊髄を上がって脳に入り、中継点である視床を通過して大脳皮質に入る。ここで始めて私たちは痛みを感じます。
ところが脳には痛みホルモンの受容体がない。そのため脳内で出血が起こっても痛みを感じることはない。
それなのに、どうして頭痛が起きるのだろうか?脳や頭蓋骨が痛みを発している訳ではなく、実は頭の筋肉や血管の痛みなのだ。
よく使う漢方薬
・呉茱萸湯・・・片頭痛、ズキズキ
・葛根湯・・・慢性頭痛、肩こりから
・五苓散・・・二日酔い
他にも多数あり、症状、体質により選ぶ漢方薬が違います。
漢方薬師堂はカウンセリングを行ってから体質に合った漢方薬をご提案します。
漢方薬を煎じるのが面倒という方は煎じ代行をご利用ください。